HOME     パフォーマー    参加者   イベント


   
「他人ファーストの会」を立ち上げるに当たって

今、世界は自分勝手な人間が余りに増えすぎ、危機的な状況であると言えます。戦争、テロ、力によって支配しようとする強国、軍事産業、そしてフェイクニュースに操られる人々・・・世の中には思いやりのある人も多いのですが、そういった人たちでさえ狂気に操られているようです。

私は子供の頃からこうした人間の狂気に興味があり、だからこそ冷静に世界を見てきました。そして今、混乱している世界を見て、全く驚きません。世界中の人間の殆どが、余りに単純に物事を考えているからです。よく落ち着いて冷静に考え、心と頭を使えば、人間に何が必要か、わかるはずです。自分のエゴを振りかざすのではなく、人を自分と同じように大切にする気持ちを持てば、世界はこれから変わります。

落ち着いて冷静に心と頭を使う。例えば、こういう事です。

日本人の食文化というのは殆どが中国から入ったものです。ラーメン、餃子、チャーハン、焼売だけではなく、米食もお茶も、お箸でさえも。そして我々の名前は(少なくとも苗字は)全部漢字で書かれています。元々、日本は文明的に大きく遅れていて、中国を手本として日本は発展しました。中国からもらった文化的恩恵は絶大なるものです。

しかし、教科書はそう教えません。せめて控えめに中国から伝わった、と記述する程度。偉大なる文化発展を遂げていた中国に教えてもらった、とは書かないのです。本来であれば日本人は中国人に感謝しをしなければなりません。しかし感謝するどころか、中国を侵略し、中国人民を殺戮しました。しかしそれさえも認めようとせずに、あたかも中国が悪い国で日本が正しい国だと思ってるのです。

北朝鮮は日本が侵略して、そこで中国に逃げた金日成がソ連に渡り、社会主義を広めるために利用され、建国されたのです。だから日本が朝鮮を攻めなければ北朝鮮は存在しなかったでしょう。

しかしその事実さえ、日本人は目を背けます。責任を負いたくないから北朝鮮は悪、日本人は善、と全てのマスコミは書きます。洗脳というのはそういうもの。世界中の人々が自分たちの国だけが正しいと思ってるのです。

人間はなかなか帰属意識というものから逃れられません。人は産まれてくるとまず、母親と対面します。やがて他の家族のメンバーも赤ん坊の日常に入ってきます。やがて言葉を発するようになり、そこから世界が広がります。近所の人達にも可愛いがられるようになり、家族からコミュニティへと、視野が広がるのです。

幼稚園に行くようになると、自分の意思で判断ができるようになります。対等である他の園児との人間関係を築く事を始めます。やがて小学校に進学、そこでは地域社会との関わりを学びます。地域の歴史を勉強し、そのコミュニティへの帰属意識が芽生えるのです。またこの頃、喧嘩をすると「お前の母ちゃん、でべそ」などという中傷を受けたりますが。これは実に的を得た帰属意識への攻撃です。原点である母親への中傷は効果的です。

中学校を出て、高校に通うようになると生まれ育った地域を出て、より広い地域への帰属意識が生まれたりします。大学まで行くと、更にその広がりは増します。そしていよいよ社会人として独り立ちします。会社など入ったらもう企業の所有物。会社の命令は絶対です。そして権力者への忠誠心を持つ者が正しい社会人という図式に巻き込まれていくのです。完璧な帰属社会の一員となるのです。

不可解な現象が起きます。例えば高校野球の甲子園大会。埼玉県出身のあなたは、県の代表・春日部高校を応援したくなります。春日部には全く縁がなく、その高校の関係者も一切、知り合いはいません。だけど自分が生まれ育った埼玉県の学校だから、という理由で春日部高校を応援したくなります。何故なら、あなたは自分の住む地域への帰属意識から脱却できないからです。

これがサッカーのワールドカップやオリンピックになると、更に大きな帰属意識が高まります。日本という一括りで、民族の誇り、日の丸を背負って・・等の意識が頭を占有します。ここまでくるとあなたは完全な操り人形です。そこで人間としての成長が、完全に止まります。そして世界の他の民族に対するライバル意識が芽生え、絶対、日本が勝つぞ、何故なら日本人が世界最高の民族だから、といった気持ちになったりします。

そうしたスポーツイベントで日本が負けても、日本が正しい、北朝鮮は悪だ、中国人は卑怯だ、アメリカは支配者だ、アラブ人はテロリストだ、ユダヤ人が世界の黒幕だ、と決め付ける本や記事を読み、安心するのです。

しかし世界は日本をそう見てはいません。欧米は中国を評価する一方、日本に対しては冷ややかな目を向ける傾向にあります。中国は偉大なる文化を持ち、文明を誇っていたのです。しかし北から西から東から、中国は徹底的に侵略を受けました。そうした厳しい過去があったにも関わらず、21世紀の今、大きな発展を遂げました。欧米が感心するのは、その発展が欧米からの援助を抜きに成し遂げられたもの、という点です。片や日本はアメリカの援助によって民主主義が確立し、経済発展を成し遂げたのです。

だから世界の大国や経済大国にとって、日本は中国と比較して取るに足らない存在です。特に大東亜戦争に於いて、日本は大きな過ちを犯しています。世界にとって日本はいつまで経っても大人になれない、世界の果ての小国。それが分からない日本人は井の中の蛙という事です。

帰属意識の話に戻ります。自分の国が正しい、他の国が間違っている、というのは思い込みです。何せ世界中の人がそう思うから、世の中から争いが無くならないのです。世界を見てきた私にあるのは人類全てへの帰属です。私にとって世界の人々、全てが家族であり、兄弟です。世界の全ての人が幸せになれるよう、尽くすだけです。だけど自分は目立たなくて良い。常にそう思って生きてきました。

例え他人でも冤罪で捕まった人がいれば、裁判に立ち合い、刑務所に面会に行き、お金を渡し、保釈金を払って釈放させ、社会復帰が出来るまで家に泊めてあげました。

東北が巨大津波に飲まれた直後から被災地で活動をしました。困った人にはお金を貸すけど、決して返ってきません。そしていつしか中東に毎年、足を運ぶようになりました。パレスチナ支援の為にCDまで作り、現地で演奏してきました。自費で平和を訴えるピースマーチを実施しました。

自分の為ではなく、徹底的に人の為に尽くしてきました。

しかし、世の中はちっとも良くなりません。そこで決心をしたのです。人の為に自分を犠牲に出来る人を集めて、その理念を世界に広めようと。自分の為ではなく、人の為。日本人の為ではなく世界の人たちの為。その思いから、この「他人ファーストの会」の発足に至る事となりました。

私には欲がありません。お金も名声も要りません。しかし、ただ一人で人の為に尽くしても、なかなか世界は良くならないと気付きました。もしあなたがこの理念に賛同していただけたら素直に嬉しく思います。
Nikki Matsumoto
2016年11月 東京にてピースウォーク開催 2012年11月 東京にてパレスチナの国連承認を祝う集会実施
    
2013年 パレスチナのアッバス大統領と 2011年3月 被災1週間後の南三陸町